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「倉俣史郎と静岡」展

はじめに

こんにちは、設計担当の加藤です。

 

昨年の12月ですが静岡市立美術館で開催された「倉俣史郎と静岡」展に行ってきました。

以前設計事務所に勤務していたのですが、その時に倉俣史郎さんの名前を初めて知り

それ以来、雑誌や展覧会で彼が作り出す様々な作品を目にしてきました。

倉俣史郎さんって?という方のために展覧会のフライヤーから一部をご紹介します。

 

  

 

  

 

  

引用:静岡市立美術館

 

「倉俣史郎と静岡」(展覧会のフライヤーから)

倉俣史朗(1934-1991)は、椅子や照明機器などのプロダクトやインテリアデザインの分野で革新的な活動を展開した、戦後日本を代表するデザイナーです。

アクリル、ガラス、アルミニウム、FRPなど、それまで家具や内装で使用されることのなかった素材を

積極的に取り入れ、透明感や浮遊感に満ちた独創性あふれる作品で世界的にも高い評価を得ました。

戦中、愛鷹村(現・沼津市)に疎開していたというだけでなく倉俣と静岡は深い関係にありました。

彼がそのキャリアをスタートさせた60年代半ばから80年代にかけて静岡の数多くの商業空間が手がけられ、当館が位置する静岡駅前に限っても、トンボヤ(衣料品/1966、70)、タカラ堂(宝飾品/1965、69、70、71、89)、COMBLÉ(バー/1988)などがあげられます。

なかでも、天井の曲面と柔らかな色彩で人を包み込むCOMBLÉ(コンブレ)は、倉俣の空間が体感できる、数少ない現存例です(一部改装済)。

さらに静岡市が1988年に主催した「家具産地イメージアップ事業」では、倉俣と静岡の職人がオリジナルのイスとテーブルを共同制作しています。

 

「倉俣史郎」の作品について

 

私が初めて作品を目にしたのは「ミス・ブランチ」と名付けられた椅子です。

バラの造花を封入したアクリル製の背、座、アームと紫に染色されたアルミアルマイトの脚が付けられたその椅子から「椅子とはこうあるべきだ」という今までの自分の中の固定概念が見事に覆されました。

 

 引用:コクヨ

 

さらに私の中でインテリアデザイナー「倉俣史郎」の名前が深く刻まれるきっかけになったのが

バー「コンブレ」です。

 

引用:ELLE

 

1989年に開店したものの経営していた会社が倒産し、お店も閉店。ところがオープン当時マスターだった方が2000年に復活させたとのこと。展覧会のフライヤーにも書かれていますが「倉俣史郎」の空間を味わうことができる数少ない場所であり、且つこの空間が静岡市内にあるというのが地元民からすれば何とも誇らしい限りです。

そしてデザインした倉俣本人がこのコンブレを「できるなら東京に持って帰りたい」と言ったとか。

が、残念なことに私自身下戸なためバーの敷居が高くまだ1度も訪問しておりません。写真とお店に訪問された方の話を伺い、想像力を最大限発揮してイメージ膨らましているのですが、やはりどうしても行ってみたいお店の一つですので近々に伺ってみたいと思います!

 

それでは、また!

 

 

 

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