エネルギーって大切。
エネルギーって大切。
設計の松永です。
車を運転する方なら誰でも体験すると思いますが、つい先日車のリモコンの電池がきれました。
家も車も便利な社会になり、ちょっとしたことが不便ですよね。
電池を買って入れ替えればすむのですが、それまではリモコンに収納した鍵を出し、エンジンをかける。
あまりの不便さにすぐ電池を買いにコンビニへ走りました。
生活の大半がエネルギーで便利な社会です。
最近住宅も便利化が加速しています。
住宅業界は?
住宅も同じで年々便利な生活へ進化しています。
各住宅設備にはリモコンが付き、今では遠隔地操作ができるスマートリモコンなんかも普及してきています。
CMでご覧になられた方も多いと思いますが、お父さんが帰宅時にお風呂のお湯はりを操作する。
ちょっとしたことが面白く取り上げられてますよね。
あのようなことがエアコン・インターホン・照明など多くの設備で進化をとげています。
便利さの追求も大事ですが、各メーカーが力を入れているのは省エネ性ではないでしょうか。
先日、中部電力から自宅に届きました電気代の見直し。
今後生活の安定を求めるためにも、省エネ性能が高い設備や太陽光発電・蓄電池などエネルギーを極力使わない、または作る・貯める設備導入が必要に感じます。
省エネ住宅の必要性。
2050年に向け気候変動に大きな影響がある温室効果ガスの排出を実質ゼロにしようとカーボンニュートラルが発表されました。
実質ゼロというのは二酸化炭素等の排出を完全にゼロにするのは厳しいので、吸収・除去等も含めてゼロという考えです。
2020年度調べで家庭の二酸化炭素排出割合はなんと16%弱。
とても大きな割合を占めてしまっているのが現状です。
子供たちが生活する未来を考えると、この目標は必須ではないでしょうか。
住宅業界も省エネ法ができ、現在では省エネ住宅へ向け努力義務ではありますが今後はさらに厳しい方向転換が予測されます。
ちなみに省エネ住宅は断熱性を高めて熱を逃がさない構造。(熱が逃げにくいからエネルギーを使わない。)
エネルギーを極力使わない構造等を指します。(省エネルギーで動く設備、エネルギーを作る・貯める設備)
住宅は今後どんどん新しいものを建て替えるのではなく、今のものをよりいいものに。
新しく作るものは長く使われるようメンテナンスがしやすいものに流れが変わってきています。
想像していた未来の建物とはちょっと違いますが、どんな進化をしていくのか設計者としては楽しみです。